前回のあらすじ
ナミの行方を追っていたゾロ達は魚人海賊団が支配するココヤシ村にいた。
ナミの本当の正体は魚人海賊団の幹部であった。
ルフィ達はナミを連れ戻そうとするが、ナミに追い返されてしまう。
だが、ナミは魚人海賊団に所属しているのには理由があった。
ナミは義母を魚人海賊団の船長であるアーロンに殺されていた。
アーロンはココヤシ村を支配したが、ナミと1億ベリーあればココヤシ村の支配を解放するという契約を持ちかけてきた。
そのため、ナミは義母を殺した海賊団の元で泥棒をやっていたのである。
だが、アーロンはその契約を打ち破ってきた。
悔しさのあまりに泣いているナミを救うためにルフィ、ゾロ、サンジ、ウソップはアーロン海賊団に乗り込んでいく。
ルフィの大技で魚人の殆どを倒してしまう。
これから幹部との戦いが始まる。
前の話はこちら ココヤシ村のあらすじ1 ナミの過去と助ける仲間
人間VS魚人
ルフィが海へ落とされる
ナミの涙を見て、ナミを苦しめる魚人海賊団と戦うことを決意したルフィ達。
最初にルフィが大技で魚人達を一網打尽にした。
だが、大技には欠点があった。
それはルフィの足が地面にめり込んでいる事だった。
この事に気づいたアーロンはルフィを地面ごと削り取り、海へ放り出してしまう。
急いで海へ潜りルフィを助けなければいけないが、海の中では魚人達は強くなる。
だから、魚人達を陸で倒してからルフィを救う他なかった。
ルフィを除いた一味、ゾロ、サンジ、ウソップと魚人の幹部達の戦いが始まる。
ゾロVSハチ
ゾロはタコの魚人ハチと戦っていた。
ハチはその腕の多さから、六刀流の剣技を持っていた。
それに対してゾロは、先のミホークとの戦いで剣を2本を折られている。
更に、まだミホークから受けた傷のダメージは治っていない。
そこでジョニーとヨサクは自分達の剣をゾロに託す。
これでゾロは三刀流で戦うことができる。
ゾロはハチの六刀流に苦戦していたが、
ミホーク以外の剣士に負けてはならないと誓ったばかり。
ゾロは見事な三刀流でハチを倒すことができた。
ゾロがハチと戦っている間、
ナミの義兄弟であるノジコと村の駐在であるゲンゾウの2人が
ルフィを助けに海の中に潜っていた。
なんとか岩に足がめり込んだルフィを助けるために、
呼吸だけでもできるようにしようと
ルフィの首を海の上まで伸ばして、お腹を押し息を吹き返すのを待っていた。
サンジVSクロオビ
そんな中、サンジはゾロがハチを倒した後、魚人のクロオビと戦っていた。
サンジはルフィが限界だと思い、クロオビと海の中での対決をする。
サンジはノジコ達がルフィを助けている姿を見て、
自分の役目はルフィの足に付いている岩を砕くだけだと理解する。
しかし、それを邪魔するのがクロオビであった。
水中ではサンジの戦闘力は半減するが、
魚人であるクロオビの戦闘力は寧ろ上がる。
水中でのクロオビの強さを前に、
サンジはルフィの事は後回しにしてクロオビを倒すことに専念する事に決める。
サンジは何とかクロオビを陸へ連れ戻し、
必殺の羊肉(ムートン)ショットでクロオビを瞬殺する。
同胞が2人もやられたアーロンは怒りを滲ませる。
ウソップVSチュウ
ウソップはアーロンパークから外れた場所で魚人のチュウと戦っていた。
最初は死んだふりをしてやり過ごそうとしたが、
自分のみっともなさに腹が立ち、ウソップは真正面から戦う事を決意する。
ウソップはチュウに酒をかけて、燃えやすくした。
酒を被ったチュウに火炎星を放つ。
ウソップは燃え尽きても生きていたチュウをトンカチでボコボコにして勝利を得た。
ルフィ復活
アーロンパークではゾロとサンジがアーロンと戦っていたが、
アーロンの強さは幹部達とは別格だった。
ゾロとサンジがアーロンにやられそうになっている時に
アーロンの元へやってきたのはナミ。
ナミはルフィ達の勝利を信じる事を決意する。
そんな時、遠くで大きな水しぶきが上がった。
ルフィがやっと息を吹き返したのである。
サンジはルフィの足に付いている岩を砕くために海へ潜り、
ゾロはその間、アーロンを足止めしていた。
だが、ゾロは殆ど瀕死状態だった。
ミホークから受けた傷はそれほどまでに深かった。
ゾロが殺されそうになった時に、復活したのがルフィ。
サンジが無事ルフィの足の岩を砕いたのである。
ルフィはゾロと入れ替わる。
ついにルフィとアーロンの最後の戦いが始まる。
ルフィVSアーロン
ルフィとアーロンの戦いは攻防一体だった。
しかし、ルフィの攻撃はあまり効いていない。
アーロンの歯を砕くも何度も生え変わり、血を流しても動揺する様子もない。
そんな中、アーロンは強力な技でルフィを追い込んでいく。
だが、ルフィは逆にカウンターのゴムゴムの槍を喰らわせる。
この攻撃にキレたアーロンは大きな武器であるキリバチを取り出し、
ルフィを追い込んでいく。
ルフィは何とかアーロンパークの中へ逃げ込んだが、
そこはナミが8年間かけて海図を書いた部屋だった。
居たくもないナミの場所
アーロンはナミの頭の良さを語る。
海図をこれだけ正確に書ける人間はいないと。
だが、アーロンはナミをまるで道具のように扱ってきた。
そのことに今度はルフィがキレた。
ルフィはナミが8年間海図を書き続けた部屋を殴り飛ばし始めた。
ナミにとってその部屋は
アーロンの為に書きたくもない海図を書かされ続けていた場所だった。
そんなナミが居たくもない場所を壊すことで
ルフィはナミを自由にできると考えたのである。
だが、ルフィが部屋をボコボコにする様子を黙ってみているアーロンではない。
ルフィはアーロンにやられかけたが、
最後の一撃、ゴムゴムの斧でアーロンをアーロンパークごと潰してしまう。
瓦礫の中から出てきたルフィはナミに自分たちの仲間であることを叫ぶ。
ルフィ達は魚人達に勝ち、ココヤシ村の人、ナミは自由を手に入れたのである。
勝利の宴と笑顔の約束
アーロンがやられた事の手柄を横取りしようとしたのが、海軍のネズミである。
だが、そこに現れたのはゾロ。
ゾロが海軍をボコボコにしたおかげで、海軍はルフィ達に目を付けて去っていった。
アーロンがやられたことは村中に知れ渡り連日の宴が開催された。
村人達は自由になった喜びを余すことなく楽しんだ。
ゲンゾウはベルメールの墓にいた。
ゲンゾウはベルメールにこれから笑って生きていく事を誓う。
そんな時に現れたのは肉を求めにやってきたルフィ。
ゲンゾウはルフィとナミの笑顔を奪わない事を約束する。
ゲンゾウにとってナミは娘のような存在であった。
連日の宴も終わり、ついにルフィ達は船を出航させる。
別れ際に、ナミは村人全員の財布を盗んでいく。
ナミは8年間貯めてきたお金を村に残してきたからである。
村人たちは呆れながら船を見送る。
ナミが本当の笑顔を取り戻した麦わらの一味の船は
行く先の波を超えて進んでいく。
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本記事は以下の巻に収録。
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