空島スカイピアを消そうとするエネル。
ルフィはエネルの野望を阻止して、黄金の鐘を鳴らすことができた。
一方、ロビンは黄金の鐘についていた歴史の本文から、古代兵器ポセイドンの在り処を知る。
エネルを倒したルフィたちは、黄金郷にある黄金を持ち去ってしまう。
だが、スカイピアの人たちにとって、黄金を持ち去られても良かった。
ルフィたちに国を救われたのだから。
スカイピアの国民たちに感謝されながら、麦わらの一味は青海へと降り立った。
大草原の島 ロングリングロングランド
空島から下りてきたルフィたち。
一行は、次なる島に到着する。
その島には、大草原が広がっていた。
島の名前はロングリングロングランド。
海の満ち引きによって、10の島に分かれている。
その1つの島にトンジットという男がいた。
トンジットは長い竹馬に乗って降りられなくなっていた。
その間、10年。
ルフィがトンジットを助けたことで、竹馬から降りることができた。
だが、トンジットは10個の島を転々とする仲間に置いていかれていた。
そこに現れたのはシェリーという馬であった。
シェリーは行方が分からなくなっていたトンジットを待っていた。
二人は再会を喜んでいた。
だが、怪しい影が近づいていた。
仲間を賭けるデービーバックファイト
銃声が聞こえる。
シェリーは急に撃たれた。
シェリーを撃った男の名前は銀ギツネのフォクシー。
フォクシーはルフィたちにデービーバックファイトを申し込んできた。
デービーバックファイトとは海賊同士のゲームのこと。
ゲームに負けたチームは、勝ったチームに船員を一人差し出さなければならない。
仲間を賭けた戦いである。
ウソップはデービーバックファイトの申し込みを拒否するようにルフィに言う。
だが、ルフィはデービーバックファイトを引き受けてしまう。
決定権はそれぞれの船の船長にあった。
麦わらの一味はフォクシー海賊団とデービーバックファイトを始めることになる。
ゲームは3回戦まである。
1回戦はナミ、ウソップ、ロビンが出場するドーナツレース。
2回戦はゾロ、サンジ、チョッパーが出場するグロッキーリング。
3回戦はルフィが出場する戦闘。
そして、ゲームのゴングが鳴る。
ゲームに負けて奪われたチョッパー
1回戦のドーナツレース。
ルールは、島を小舟で一周すること。
だが、ウソップたちはフォクシー海賊団からの妨害を受ける。
それでも、ナミの航海士としての腕、ウソップの狙撃、ロビンの遠隔攻撃によってリードする。
そして、ゴール直前でウソップたちは勝利を確信した。
そのとき、ウソップたちはフォクシーが発する光を浴びた。
フォクシーはノロノロの能力者だった。
フォクシーが発するノロマ光子を受けると、30秒間ノロくなってしまう。
ノロマ光子を浴びたウソップは動きが遅くなり、レースに負けてしまう。
ゲームに負けた麦わらの一味は仲間を1人取られてしまう。
フォクシーが選んだのは、チョッパー。
チョッパーは泣きながらフォクシーの元へと連れ去られてしまう。
そんなチョッパーを一喝したのがゾロ。
ゾロは言う。
海へ出たのはチョッパー自身の責任。
誰も責任は取ってくれない。
泣くのではなく、男なら黙って勝負を見届けろと。
ゾロの言葉を受け取ったチョッパー。
覚悟を決めて、これからの勝負を見届けることを決意する。
ゾロとサンジの強力タッグ
2回戦はゾロとサンジが出場するグロッキーリング。
それぞれのチームでボール役の人間を決める。
ボール役の人間を相手のゴールに入れたら勝ちである。
だが、ゾロとサンジは犬猿の仲。
チームワークに不安があった。
さらに、グロッキーリングは競技ということで、ゾロは刀が使えない。
一方で、フォクシー海賊団は魚巨人がボール役をしていた。
ゲームが始まる。
だが、フォクシー海賊団は卑怯な手を使い、ゾロとサンジを追い詰めてしまう。
ボロボロになったゾロとサンジ。
2人はようやく手を組むことを決めた。
サンジの蹴り、刀を持たないゾロの武闘でフォクシー海賊団を次々と倒していく。
最後に、ゾロの腕力とサンジの蹴りの力で、ボール役の魚巨人をゴールに投げ込んだ。
2回戦はゾロとサンジの勝利である。
2回戦に勝ったルフィたちはチョッパーを再び仲間に呼び戻した。
最後に残った最終戦はルフィとフォクシーの1対1の勝負。
果たしてどちらが勝つのだろうか。
