前回のあらすじ
魚人島へ到着した麦わらの一味。
ルフィ達は魚人島のリュウグウ王国に歓迎されるが、ルフィが魚人島を滅ぼすという未来を見たためにルフィ達はリュウグウ王国に狙われてしまう。
更に、リュウグウ王国とは別にホーディジョーンズ率いる新魚人海賊団がバンダーデッケンと手を組みリュウグウ王国を乗っ取ろうとする。
一方でルフィ達はしらほし姫を連れてジンベイと再開していた。
そこでジンベイの口から話し始めたのは魚人島の歴史だった。
前のあらすじはこちら 魚人島のあらすじ1 魚人島に辿り着いた麦わらの一味、ジンベイが語るアーロンの真実
魚人島の過去、オトヒメ王妃とフィッシャー・タイガー
魚人島には人間と魚人の間にある確執を取り払おうとする人が二人いた。
それはフィッシャー・タイガーとオトヒメ王妃である。
奴隷解放の魚人フィッシャー・タイガーとタイヨウの海賊団
フィッシャー・タイガーは魚人島の外れにある魚人街のリーダーをしていた。
フィッシャー・タイガーは天竜人の住むマリージョアへ乗り込み、魚人と人間関係無く奴隷となっている者を解放し続けた。
そのため、フィッシャー・タイガーは政府から命を狙われることになる。
そのフィッシャー・タイガーの弟分であるジンベイやアーロン一味はフィッシャー・タイガーの為に仲間になり、一緒にタイヨウの海賊団を立ち上げた。
そして、タイヨウの海賊団は進撃を続けた。
ある日、タイヨウの海賊団は一人の少女を故郷まで送り届けてほしいとお願いされた。
その少女の名前はコアラ。
コアラはフィッシャー・タイガーがマリージョアで奴隷解放をした時に逃げ出した天竜人の元奴隷だった。
コアラは人間であるためにアーロンなどは抵抗をしたが、フィッシャー・タイガーはコアラを無事にコアラを故郷に送り届けることにする。
そして、コアラを故郷に送り届ける道中の旅でコアラとタイヨウの海賊団は仲良くなった。
そこには、人間と魚人の確執は全く無かった。
だが、これは罠であった。
コアラを故郷に無事に送り届けた後、海軍が現れる。
海軍はコアラの故郷でタイヨウの海賊団を待ち伏せしていたのである。
海軍の奇襲を受けてフィッシャー・タイガーは瀕死状態になる。
血を流しすぎたフィッシャー・タイガーは輸血をするために海軍の軍艦にあったストックの血を準備しようとした。
だが、人間の血を輸血することをフィッシャー・タイガーは拒んだ。
なぜなら、フィッシャー・タイガーはかつて天竜人の奴隷だったのである。
フィッシャー・タイガーはすでに人間の事を好きになれなかったのである。
そして、フィッシャー・タイガーは人間の血の輸血を拒み死んだ。
その後、アーロンはコアラの故郷に行きそこにいる人間を殺そうとした。
だが、そこにいたのはボルサリーノ中将(後の黄猿)だった。
こうしてアーロンは海軍に捕まってしまった。
しらほし姫の母であるオトヒメ王妃の努力と暗殺
フィッシャー・タイガーが率いるタイヨウの海賊団が進撃を続けている頃、魚人島ではオトヒメ王妃が人間と魚人の間の確執を取り除こうと奮闘していた。
オトヒメ王妃は魚人が海底の暗い場所で住むのではなく、地上へ出て太陽の光を沢山浴びれるような場所に移り住みたいと願っていた。
だが、昔から人間から迫害を受けていた魚人は人間と一緒に住みたいとは思わない。
そんなある日、フィッシャータイガーの死後も進撃を続けていたタイヨウの海賊団の船長であるジンベイに七武海の要請が政府から来た。
そして、ジンベイはこの要請を受けてジンベイは七武海になる。
ジンベイが七武海になって政府と近づくことができれば魚人島の立場も良くなるだろうと考えたからである。
だが、七武海になった恩赦として海軍に捕まっていたアーロンを解放することになる。
アーロンは相変わらず人間を憎んでいた。
アーロンは再びアーロン一味として海賊になった。
ジンベイはアーロンが悪事を働けば必ず止めに行こうと思っていた。
ジンベイが七武海になった後のある日、魚人島に天竜人が現れる。
天竜人の奴隷だった魚人はジンベイの七武海の加入によって奴隷解放されていた。
その奴隷を取り戻すために天竜人は魚人島にやってきたのである。
だが、魚人島の島民は一人でやってきた天竜人を殺そうとする。
それを止めに入ったのがオトヒメ王妃だった。
大人の魚人達が持つ人間に対する憎しみを子供の世代まで受け継がせるわけにはいかなかった。
だが、天竜人は庇ってくれたオトヒメ王妃を殺そうとする。
その時、しらほし姫は自分の母が殺されそうになるのを見て泣き叫ぶ。
すると、しらほし姫の泣き声に反応するかのように巨大な海王類が現れたのである。
海王類に驚いた天竜人は意識を失った。
しらほし姫には不思議な力が宿っていたのである。
魚人島で手当を受けた天竜人は地上へ帰ろうとする。
そして、オトヒメ王妃は自分も一緒に連れて行くようにお願いする。
天竜人達に対して魚人と人間の確執を取り払うためである。
そうして、オトヒメ王妃は一人で地上に行き無事に帰ってきた。
オトヒメ王妃は天竜人と魚人族達が地上に住めるようにお願いをしてきた。
そして、天竜人は魚人島の島民の署名を集めれば4年に一度行われる世界会議(レヴェリー)で魚人が地上で住むように掛け合うという約束を結んできた。
そんなオトヒメ王妃の努力が実り魚人島の島民は皆オトヒメ王妃に賛同して署名をしたのである。
だが、署名が集まっているある日署名の書類に火が着いたのである。
火を止めようとしているとオトヒメ王妃は何者かに撃たれてしまった。
息子達は怒りで犯人を突き止めようとしたが、オトヒメ王妃は息子たちの怒りを鎮めようとする。
誰が犯人であろうとも憎んではいけないと。
オトヒメ王妃は自分の子供達に人間と仲良くなる魚人島の未来を次の世代に託して死んでいった。
だが、オトヒメ王妃を撃ったのはなんと人間の海賊だった。
そのため、今までに集めた署名は全て破棄して、再び人間と仲良くなりたいと思った時に署名をするようにオトヒメ王妃の子どもたちは魚人島の島民達にお願いをした。
そして、月日が流れて現在では署名が集まり今年行われる世界会議(レヴェリー)で魚人島の声を届けようとしていた。
新魚人海賊団のホーディジョーンズ、捕まったゾロ、ウソップ、ブルック
ジンベイから魚人島の過去を知らされたナミはジンベイの事を許す。
ナミは自分の親をアーロンに殺されて不幸な思いをしていた。
だが、ジンベイに悪気は無かった。
当時、アーロンは近くの海軍を買収しておりアーロンのココヤシ村の支配の情報がジンベイまで届かなかったのである。
ナミはジンベイを許すとジンベイは泣きながら感謝と謝罪の言葉を述べる。
その時、魚人島一体に放送が流れる。
それは、新魚人海賊団のホーディジョーンズからだった。
ホーディは魚人島を占拠してしまった。
映像にはホーディと捕まったネプチューン王が映っていた。
ホーディは魚人島を乗っ取るためにネプチューン王を処刑するという。
更に、映像は拘束されたゾロ、ウソップ、ブルックが映される。
ホーディは麦わらの一味にも喧嘩を売っていた。
ルフィ達は急いでネプチューン王と仲間たちを助けるために行動する。
リュウグウ王国の王子達を助けるルフィ達、麦わらの一味VS新魚人海賊団
ネプチューン王が処刑されるギョンゴルド広場には多くの島民と拘束されたネプチューン王がいた。
そこに現れたのはネプチューン王の息子達だった。
だが、その息子たちもホーディ達に敗れて拘束されてしまう。
更にジンベイとしらほし姫とペットのメガロも捕まってしまう。
ホーディは恐れていたジンベイも捕まえたことで安心する。
そして、ホーディはある真実を話す。
それは、7年前にオトヒメ王妃を殺したのはホーディだったと。
人間が殺したように見せかけていたのである。
だが、この真実をオトヒメ王妃はすでに知っていた。
なぜなら、ホーディがオトヒメ王妃を撃った場面をペットのメガロが見ていたからである。
その事をメガロからしらほし姫だけが教えてもらっていたのである。
だが、しらほし姫はホーディがオトヒメ王妃を撃ったことを誰にも言わなかった。
なぜなら、オトヒメ王妃は最後に誰が自分を撃ったのであろうとも憎まないようにと言われていたからである。
この事を馬鹿にしたホーディはネプチューン王を殺そうとする。
その時、しらほし姫はルフィに助けを求める。
すると、メガロの口からルフィが出てきてホーディを蹴り飛ばしネプチューン王を助けたのである。
ジンベイは捕まったふりをしてルフィ達と一計を案じていた。
そして、続々と麦わらの一味が現れる。
ジンベイの作戦はしらほし姫がルフィに助けを求めた時にルフィが助けるという作戦だった。
そうすれば、魚人島の島民達の人間に対する思いが変わるだろうと思ったからである。
龍宮城に捕まっていたゾロ、ウソップ、ブルックもフランキーが助けに行っていた。
ロビンは海の森の近くにある古代の本文(ポーネグリフ)を読んでいたが、その後ルフィ達と合流していた。
だが、ホーディには10万人の戦力がいた。
10万人の戦力がルフィ達に一斉に襲いかかる。
だが、ルフィは覇王色の覇気を発動する。
すると、半分の5万人が意識を失ってしまう。
これが、ルフィの2年間の修行の成果である。
ルフィ達は魚人島を守るために2年間の修行の成果をホーディ達相手に出すことになる。
麦わらの一味と新魚人海賊団の戦いが今始まる。
次のあらすじはこちら 魚人島のあらすじ3 魚人島を救う麦わらの一味と新たな敵四皇ビッグマム
本記事の内容は以下の巻に収録。
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