ジャンプ1017話”号令”においてゴムゴムの実の重要性について明かされた。
元CP9のフーズ・フーがゴムゴムの実を護送していたことが分かった。
つまり、ゴムゴムの実は政府が護送するほどの価値があると推測される。
ここで、ゴムゴムの実について考える3つのポイントを抑える。
- ゴムゴムの実にはどんな価値があるのか
- 先代のゴムゴムの実の能力者
- どうやってシャンクスの手に渡ったのか
本記事では以上の3つのポイントについて考えていく。
ゴムゴムの実の価値
元CP9のフーズ・フーがゴムゴムの実を護送していたことが分かった。
なぜ、政府はゴムゴムの実にそれだけの価値を置いているのだろうか。
ゴムゴムの実の強さ
まず、ゴムゴムの実が能力的に強いのかを考える。
ゴムゴムの実の上位互換としてシャーロット・カタクリの持つモチモチの実がある。
ゴムゴムの銃乱射よりも、モチモチの能力でパンチを増やすほうが効率が良い。
ルフィはカタクリとの戦闘で、モチモチの能力の強さを体感した。
ゴムゴムの能力にできて、モチモチの能力にできないことは以下の2つである。
- 雷の無効化
- ギア2、3、4で戦闘力を上げる
確かに、雷の無効化は強い。
だが、ゴロゴロの能力や、ビッグマムの雷の攻撃を無効化する以外は、あまり役に立たなく、限定的な能力である。
そのため、政府が護送するほどの強さがゴムゴムの実にあるのかは疑問である。
先代のゴムゴムの能力者
次に、考えられるのは先代のゴムゴムの実の能力者についてである。
以前にゴムゴムの実の能力を持った人間が、政府に恐れをなした人物だと仮定する。
この仮定があれば、政府はゴムゴムの実を恐れて、価値を感じることは考えられる。
では、誰がゴムゴムの実の能力をもっていたのであろうか。
ゴール・D・ロジャー
言わずとしれた海賊王ロジャー。
だが、ロジャーがゴムゴムの能力者であることの可能性は低い。
もし、ロジャーがゴムゴムの能力者であれば、ルフィと出会った様々な人が反応をするはずである。
バギー、レイリー、カイドウ、ビッグマムetc。
だが、みなルフィがゴムゴムの能力であることに、反応を示さない。
そもそも、ロジャーが悪魔の実の能力者である可能性も低い。
ロジャーが処刑される時、拘束しているのは木の手錠である。
能力者であれば、海楼石の手錠を使うであろう。
以上から、ロジャーはゴムゴムの能力者ではない。
そもそも、悪魔の実の能力者ではないことが考えられる。
ロックス・D・ジーベック
次に、世界を震撼させたロックスである。
だが、ロックスもゴムゴムの実の能力者であったことの可能性は低い。
なぜなら、ロックスと戦ったであろうガープが、ルフィのゴムゴムの能力に反応していないからである。
ルフィがゴムゴムの実を食べたことを知った時、ガープは以下のように言っている。
「悪魔の実を食べた上に、ふざけた口をたたきおって。」
ここで、「ゴムゴムの実」ではなく「悪魔の実」と言っている。
もし、ロックスがゴムゴムの能力者だったと仮定する。
そうであれば、ガープは人生最大の敵であるロックスの能力を、孫のルフィが持ったことに反応するはずである。
だが、ガープはゴムゴムの実に反応していない。
よって、ロックスもゴムゴムの実の能力者である可能性は低いと考えられる。
ジョイボーイ
次に考えられる人物はジョイボーイである。
ジョイボーイは空白の100年に存在していたとされる人物である。
未だにジョイボーイがどんな人物なのかは分かっていない。
そもそも、ジョイボーイは人物の名前ではなく、特定の人物の呼び名である可能性もある。
つまり、ジョイボーイは代々受け継がれる呼び名であり、ジョイボーイがゴムゴムの実を受け継いでいる可能性が考えられる。
だが、今までのジョイボーイが誰だったのか分からないので、考察はここまでしかできない。
世界政府によって消された王国の宝
最後に、ゴムゴムの実は世界政府によって消された王国の宝である可能性について考える。
世界政府は空白の100年に栄えた王国の思想を危険視している。
そのため、政府は歴史の本文の解読を禁じたりしている。
もし、ゴムゴムの実が王国で宝としての価値があったと仮定する。
ならば、政府が王国に関する情報を執拗に消すために、ゴムゴムの実を管理しようとすることは辻褄が合っている。
ゴムゴムの実が、実として祀られていたのか、王が代々受け継いでいたのかは分からない。
それでも、王国にとって特別な悪魔の実がゴムゴムの実なのだとしたら、政府が価値を置くのもうなずける。
ゴムゴムの実の行方
ゴムゴムの実は赤髪海賊団が持っていた。
結果として、ルフィが間違って食べてしまったわけだが。
では、ゴムゴムの実はどうやってシャンクスの手に渡ったのか考えてみる。
シャンクスが奪った
まず考えられるのは、シャンクスが奪ったということである。
元CP9のフーズ・フーは政府の船でゴムゴムの実を護送していた。
それを、赤髪海賊団が奪ったと推測する。
実際に、ラッキー・ルーが「敵船から奪ったゴムゴムの実」と言っている。
ここで言う敵船は政府の船であると考えられる。
当時、赤髪海賊団はフーシャ村を1年ほど拠点として航海をしていた。
シャンクスは、ゴムゴムの実がフーシャ村の近辺にあるという情報を得ていたからかもしれない。
だが、ゴムゴムの実を政府に先取りされてしまった。
そこで、シャンクスは政府の船を襲ったと考えられる。
何者かが奪ったあと、シャンクスが奪った
次に考えられるのは、政府から何者かがゴムゴムの実を奪ったあと、シャンクスが奪ったということである。
この何者かであるが、予想するには情報が足りなすぎる。
現状(2021年6月30日)で予想するのであれば、黒ひげが第一候補である。
シャンクスは黒ひげと戦って、目に傷を負った過去がある。
いつ、黒ひげとシャンクスが戦ったのか、いまだに明らかになっていない。
もし、シャンクスが黒ひげからゴムゴムの実を奪ったのだとすれば、その時にシャンクスは傷を付けられたと考えられる。
だが、この推測は可能性が低い。
1つに黒ひげが政府からゴムゴムの実を奪ったということである。
黒ひげが王下七武海に加入した時、懸賞金は0であった。
もし、黒ひげが政府からゴムゴムの実を奪ったのだとすれば、懸賞金が賭けられてもおかしくないだろう。
さらに、黒ひげはヤミヤミの実を欲しがっていた。
ヤミヤミの実を手に入れるために、黒ひげは白ひげ海賊団に所属していた。
政府を敵に回してまで、ゴムゴムの実を手に入れる可能性は低い。
以上のことから、ゴムゴムの実が、政府→黒ひげ→シャンクスという流れで渡ったとは考えにくい。
ゴムゴムの実を奪ったのはシャンクスと判明。