ワノ国とジャヤには共通点がある。
ワノ国は、かつて世界と深く繋がっていたと言われている。
だが、ジャヤもまた世界と繋がっていたと考えられる。
歴史の本文の存在
ワノ国には歴史の本文がある。
元々、歴史の本文を作ったのが、ワノ国を治めていた光月家である。
なので、ワノ国に歴史の本文があることは不思議ではない。
また、ジャヤにも歴史の本文がある。
ジャヤの部族であるシャンドラは歴史の本文を守るために滅んだとされている。
歴史の本文の存在理由は、後世に情報を残すためである。
空白の100年の時代に、世界政府と相対する王国が存在した。
その王国の情報を世界政府に消されない形で残すために、歴史の本文は存在したとされている。
つまり、歴史の本文を作ったワノ国や、歴史の本文を守るために滅んだシャンドラは、空白の100年に存在した王国のために戦ったと考えられる。
鎖国をしている
ワノ国は鎖国国家である。
世界政府にも加盟していない。
また、ジャヤにもよそ者は上陸させてはいけないという戒律が存在した。
侵入者は寄せ付けないという、強い意志を2つの国から感じる。
これは、かつて空白の100年の時代に、世界政府に攻め込まれた過去が原因だと推測できる。
シャンドラは歴史の本文を守るために滅んでいる。
ワノ国も歴史の本文を作った光月家が治めている国であることがから、世界政府と戦っていることが予想される。
これらの経験から、2つの国は外界からの侵入者に対して、過剰な反応を見せるのだと推測する。
先祖を弔う祭りと黄金の鐘
ワノ国には年に一度だけ「火祭り」を行う。
火祭りとは亡き人を弔う祭りである。
つまり、先祖を弔う祭りである。
また、ジャヤにある黄金の鐘について思い出す。
黄金の鐘には、先祖の魂がいつでも島に戻ってこられるように「おれ達はここにいる」という言葉が込められている。
そして、黄金の鐘が鳴らす鐘の音をシャンドラの灯と呼んでいる。
火祭りと黄金の鐘。
形は違えど、先祖を想うために儀式のようなものを行うのは2つの国に共通点がある。
先祖というのは、空白の100年時代の先祖を指していると考えると、世界政府に対して戦った先祖を弔う行為が、火祭りと黄金の鐘と考えることができる。