前回のあらすじ
ナミを改めて仲間にしたルフィ達は海賊王ゴールドロジャーが処刑された町であるローグタウンに上陸していた。
ローグタウンでルフィはバギーとアルビダと再開する。
ルフィはバギーに処刑されそうになるが、運良く雷が落ちてルフィは助かる。
嵐が近づいていたためすぐにローグタウンを出発して偉大なる航路(グランドライン)へと向かっていく。
偉大なる航路(グランドライン)の入り口は山であり、ゴーイングメリー号は山を登って偉大なる航路(グランドライン)へと突入した。
前の話はこちら ローグタウンのあらすじ いざ偉大なる航路(グランドライン)へ
偉大なる航路(グランドライン)入口の大きなクジラに飲み込まれる
リヴァースマウンテンを下って、いよいよ偉大なる航路(グランドライン)へ突入したルフィ達。
だが、偉大なる航路(グランドライン)の入口である双子岬には大きなクジラがいた。
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ルフィ達は逃げ場が無く、メリー号はクジラに衝突してしまう。
この時、メリー号の頭が壊れてしまいそのことに怒ったルフィはクジラの目にパンチを喰らわせる。
ルフィに反応したクジラはメリー号を飲み込んでしまう。
ルフィだけ何とかクジラに飲み込まれずに済んだものの、仲間たちは船ごと飲み込まれてしまう。
ルフィはクジラに仲間を返すように叫ぶが、クジラは海へ潜ろうとする。
この時、ルフィはクジラの皮膚に扉がある事に気づく。
その扉の中に入ると、クジラの中には通路があった。ルフィはクジラの体内で迷子になってしまった。
赤い土の大陸(レッドライン)に頭をぶつけるクジラを救う医者クロッカス
クジラに船ごと飲み込まれてしまったゾロ達は、クジラの胃の中にいた。
だが、そこは胃の中とは思えないような場所であった。
まるで外にいるように、胃の中は絵で空を描かれていたのである。
その様な事をしたのはクジラの胃の中にいたクロッカスという男であった。
そんな時、急にクジラの胃の中が揺れ始めた。
クジラが何故か赤い土の大陸(レッドライン)に頭をぶつけ始めたのである。
クロッカスはそれを止めるために鎮痛剤を用意しに行った。
クジラの体内ではルフィが色んなところを彷徨っていた。
だが、クジラの体内には別の2人組がいた。
この2人はクジラの捕鯨を目的として、クジラの体内に侵入していた。
捕鯨の2人組は走り込んできたルフィと一緒にクジラの胃の中に飛び込んでしまう。
ルフィと仲間は無事合流する事ができ、ついでに捕鯨の2人組も助けた。
だが、捕鯨の2人組はクジラの胃の中で砲弾を持ち出し、クジラを攻撃しようとする。
それを止めたのはルフィであった。
もういない仲間を待ち続けるラブーンを救うルフィ
クロッカスはルフィ達をクジラの外へ出してやった。
そして、クロッカスはクジラが赤い土の大陸(レッドライン)に頭をぶつける理由を話し始めた。
クジラの名前はラブーン。
ラブーンはかつて海賊の仲間であった。
西の海(ウエストブルー)からリヴァースマウンテンを下ってやってきた海賊は偉大なる航路(グランドライン)の航海の過酷さからラブーンを守れないと思い、ラブーンをクロッカスに預けた
。海賊達は必ず偉大なる航路(グランドライン)を1周して再び会いに来ると約束した。
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だが、海賊達がラブーンと別れてから50年が経つ。
クロッカスは海賊達が偉大なる航路(グランドライン)から逃げ出したという話しを聞いた。
クロッカスは数年だけ船医の経験もあり、その時の旅で話を聞いたのである。
それをラブーンに教えると、ラブーンは耳を貸さなかった。
それから、ラブーンは毎日リヴァースマウンテンに吠え続け、赤い土の大陸(レッドライン)に頭をぶつけているのである。
ラブーンは仲間である海賊達がもう自分の前に現れない事が怖かった。
自分が双子岬で海賊達を待つ意味を失うことが何よりも辛いことだった。
ラブーンの話を聞いたルフィはラブーンと喧嘩を始める。
メリー号のメインマストをへし折り、ラブーンが赤い土の大陸(レッドライン)に頭をぶつけた時にできた傷に思い切り差し込んだ。
ラブーンは痛みから暴れて、ルフィにも攻撃をする。
だが、この喧嘩はルフィのラブーンに対する思いやりであった。
ルフィとラブーンの喧嘩は引き分けに終わる。
しかし、喧嘩の決着は付けなければいけない。
だから、ルフィ達が偉大なる航路(グランドライン)を1周して再びラブーンに会いに来た時に、また喧嘩をすることを約束する。
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ラブーンが待つ意味をルフィは与えてあげたのである。
ラブーンの仲間の海賊はもう死んでしまったけれど、ルフィの存在がラブーンの支えとなった。
偉大なる航路(グランドライン)の航海に必要なログポース
ラブーンとの一件が終わった後、ナミは航海の計画を立てていた。
しかし、コンパスが壊れてしまっている。
偉大なる航路(グランドライン)ではコンパスは使えないのである。
偉大なる航路(グランドライン)ではログポースというコンパスを使う。
ログポースは時間が経つと次の島への指針を指し示すものである。
だが、ログポースをナミたちは持っていなかった。
そこでクロッカスはラブーンを救ってくれたお礼として、ナミたちにログポースを譲ってくれた。
これで偉大なる航路(グランドライン)を航海することができる。
ここで捕鯨をしていた2人組が船に乗せて欲しいと頼みに来る。
2人の名前はミスター9とミス・ウェンズデー。
2人が住んでいる島であるウイスキーピークへ戻る手段が無くなってしまったので、ルフィ達にお願いしたのである。
ルフィはこれを承諾した。
ルフィ達が次に目指す島はウイスキーピーク。
麦わらの一味はクロッカスとラブーンに別れを告げて、双子岬を後にする。
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