伏線

カン十郎の裏切り

カン十郎はオロチの手下だったことが明らかになる。

以前から、錦えもんたちの中に裏切り者がいることは示唆されていた。
カン十郎が裏切り者だと分かった時は、「まさか。」と思った人も多いだろう。

よく見るとカン十郎が裏切り者である伏線はいくつかあったと言われている。

だが、決定的な伏線はあんまりないと筆者自身は思う。

本記事では、カン十郎が裏切り者である伏線の是非について紹介する。

初登場はドレスローザ

まず、カン十郎の初登場を見る。

カン十郎の初登場はドレスローザ。

ドレスローザには人をおもちゃにする能力を持つシュガーがいた。
シュガーはドレスローザの国民をおもちゃに変えて、スクラップ場に捨てていた。

そのスクラップ場にいたのがカン十郎だった。

ここで一つ不思議なのが、カン十郎は無傷だったということ。
おもちゃにされるわけでもなく、ただスクラップ場も身を隠していた。
カン十郎の能力を使えば、身を隠すことはできたかもしれない。

だが、ドレスローザはドフラミンゴの国。
さらに、ドフラミンゴはカイドウと繋がっていた。
ドフラミンゴがカン十郎に加担していた可能性は高い。

だが、なぜカン十郎がスクラップ場にいたのかは分からない。
もし、ドフラミンゴがカン十郎に加担していたのなら、スクラップ場から出すこともできた筈である。
それをしなかったのは、ドフラミンゴとカン十郎は繋がっていなかったとも考えられる。

つまり、カン十郎がドレスローザで無傷であることは、裏切り者であるという決定的な伏線にはならない。

ゾウに現れるジャック

百獣海賊団のジャックは、侍の雷ぞうを狙ってゾウを襲った。

この時、なぜゾウに雷ぞうがいるとジャックは知っていたのか。
イヌアラシは、自分たちの中に裏切り者がいると予想した。

では、誰が裏切り者かを考えてみる。

まず、トキの能力で20年後に飛ばされた錦えもんたち。
ゾウに行くために海へ出たのは錦えもん、雷ぞう、モモの助、カン十郎の4人である。

だが、雷ぞうは1人遭難してしまう。

つまり、雷ぞうが遭難していることは、錦えもん、モモの助、カン十郎の3人しか知らない。

次に雷ぞうがゾウにいることを、誰が知っているかを考える。

雷ぞうがゾウにいることを知っているのは、ゾウに住む住人である。
だが、ゾウにいる住人は、雷ぞうがいることをオロチに伝達する手段がない。
なぜなら、ゾウには電伝虫がないからである。

このことから、ゾウの住人に裏切り者はいないと考えられる。

よって、雷ぞうがゾウにいることを知るのは、錦えもん、モモの助、カン十郎の3人に絞られる。
錦えもんは赤鞘のリーダーなので、裏切り者の可能性は低い。
モモの助はおでんの息子なので、可能性は低い。

よって、カン十郎が裏切り者である可能性が高いと考えられる。

利き手で筆を持っていない

カン十郎が裏切り者と分かるまでは、カン十郎が描く絵は下手だった。
しかし、カン十郎は絵を上手く描くことができた。

ここで、注目するのはカン十郎の利き手である。
下手な絵を描くカン十郎は、筆を左手に持っている。

しかし、上手い絵を描く時は筆を右手で持っている。

このことから、カン十郎は右利きであることが考えられる。
絵が上手いことを錦えもんたちに悟られないために、左手で絵を描いていたと考えられる。

さらに、20年の時を超えた直後では、カン十郎は筆を右手に持っている。
この時、スズメが飛んでいることも分かる。

このスズメは、カン十郎が描いたスズメで、オロチに情報を流していたと考えられる。

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