ルフィと赤髪海賊団
ワンピースの物語は、ルフィの生まれ故郷であるフーシャ村から始まる。
フーシャ村には当時7歳のルフィと村に停泊している海賊、赤髪海賊団がいた。

赤髪海賊団の頭はシャンクスという海賊であった。
ルフィはシャンクス達みたいな海賊に憧れており、航海に連れて行ってもらう様にシャンクス達に迫る。
しかし、航海の危険も分かっているシャンクスはルフィを決して航海に連れて行ってくれない。
だが、決してシャンクスはルフィの海賊になりたい気持ちが分からないわけではなかったのである。
海賊を馬鹿にする山賊たちと笑い飛ばすシャンクス達
ある時、事件が起きる。
村の酒場で宴をしていたシャンクス達は、店のお酒を飲み干してしまう。
そこに酒場へ表れたのはお酒を求めにやってきた山賊。
だが、お酒がないことがシャンクス達のせいだと分かると、お酒をシャンクスにぶっかけて酒場を後にする。
しかし、馬鹿にされたシャンクス達は笑っている。
これを見ていたルフィは我慢ならず、シャンクス達を怒鳴りつける。
ルフィにとってシャンクス達が山賊達に歯向かうことなく、笑って過ごしていたのが悔しかったのである。
それを見たシャンクスはルフィの腕を取り機嫌を取ろうとした時、なんとルフィの腕がゴムのように伸びてしまっている!

実はルフィはシャンクス達が航海で盗ってきた悪魔の実の一つである”ゴムゴムの実”をいつの間にか食べてしまったのである。
ルフィは全身がゴムになったゴム人間になってしまったのである。
【悪魔の実とは】
山賊達に襲われるルフィと助けるシャンクス達
数日後、ルフィが1人で酒場にいると再び山賊がやってくる。
お酒を飲んでいる山賊達は、以前のシャンクス達の笑い飛ばしていた姿を馬鹿にしている。
そのことに我慢できなかったルフィはシャンクス達は偉大な海賊であると言う。
そのことがきっかけでルフィは山賊に襲われてしまう。
そこに助けに入ったのがシャンクス率いる赤髪海賊団である。
シャンクスはお酒をかけられても笑い飛ばしていたが、友達を傷つけられることは許せなかった。

赤髪海賊団の強さは底知れず、副船長であるベン・ベックマンが長銃を剣のように持って山賊達を一瞬にして倒してしまう。
しかし、一人残った山賊はルフィと一緒に一隻のボートに乗って海へ逃げてしまう。
山賊はルフィを海へ蹴り飛ばしてしまう。
だがシャンクスが言っていたように海には沢山の危険がたくさんあった。
海の怪物である近海の主が現れて山賊を食べてしまう。
ルフィも逃げたいが、悪魔の実を食べているルフィは海では力が抜けてしまいカナヅチになってしまう。
ルフィも近海の主に食べられそうになった時に助けてくれたのがシャンクスだった。
鋭い眼光を近海の主に向けると近海の主は怯えたようにして逃げていった。
だが、ルフィを助けたシャンクスの左腕はそこにはなかった。

自分の左腕を失ってまでも助けてくれたシャンクスの偉大さをルフィは心に刻んだ。
託される麦わら帽子
フーシャ村を拠点に長く航海していた赤髪海賊団は、遂にフーシャ村を離れることになる。
そこでルフィはシャンクスを超えるために海賊王になると宣言する。
するとシャンクスは立派な海賊になることを約束して、自分が被っていた麦わら帽子をルフィに託す。

ルフィは涙を流しながら、大きな海賊になることをシャンクス達に誓う。
10年後、シャンクス達が出港した港から成長したルフィが海賊として海へ出る。
【ルフィの10年間】
そこに待っていたのはシャンクスの左腕を奪った近海の主。
だが、10年鍛えたルフィの”ゴムゴムの銃(ピストル)”によって一撃でK.O.。
麦わら帽子の少年の長い航海が今から始まる。
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